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断熱材について part2

2020.06.19

今日は、床断熱のメリット・デメリットについてお話します。


床断熱のメリット
1. 基礎断熱より床が温かい
2. 冷暖房の効きが早い
3. シロアリの心配が少ない
4. コストが安い


1つ目のメリットは、「基礎断熱より床が温かい」ということです。
基礎断熱の場合は、床表面温度と室内の温度差が3℃以上あるため、冷輻や直接的な冷たさによって快適さに多少欠けるところがあります。
これに対し、200㎜厚さの床断熱の場合は、温度差は1℃以下に抑えられるので、満足度が違います。


2つ目のメリットは、「冷暖房の効きが早い」ということです。
冷暖房を行うのは、
・床断熱 : 室内のみ
・基礎断熱 : 室内+床下空間

であり、床断熱のほうが小さい空間で済むからです。
また、床断熱では、基礎コンクリートを温める(冷やす)必要がないため、そのぶん効きが早くなります。



3つ目のメリットは、「シロアリの心配が少ない」ということです。
床断熱では、地面に接するのは基礎コンクリートだけです。
また、使用する断熱材も、シロアリに弱い「樹脂系断熱材」を使うことが少ないため、基礎断熱よりもシロアリの心配が少なくて済みます。

※ただし、樹脂系断熱材を使う場合や、木材部分は注意が必要であり、防蟻処理が欠かせません


4つ目のメリットは、「コストが安い」ということです。
基礎断熱は「基礎部分の材料費」「施工費」が増えるため、床断熱よりも割高になります。



床断熱のデメリット
1. 施工が難しい
2. 気密性を高めにくい
3. 床下を収納に利用できない


1つ目のデメリットは「施工が難しい」ということです。
床断熱では、断熱性・気密性を確保するために、
・ 断熱材の充填
・ 気流止めの施工
・ 気密や防湿の対策 などの込み入った作業が多いため、基礎断熱に比べて施工が難しくなります。


2つ目のデメリットは「気密性を高めにくい」ということです。
床断熱では、
・ 断熱材
・ 根太などの木材
・ 気密シート
・ 気密テープ  などに隙間ができやすく、気密を高めるのにそれなりの技術が必要になります。


3つ目のデメリットは「床下を収納に利用できない」ということです。
床断熱では、床下空間が外と同じ環境・温度になるため。一般的な収納スペースとしては適切ではありません。



床断熱のメリット・デメリットをお話しましたが、どうでしたか?

次回は、基礎断熱のメリット・デメリットについてのお話をします。 

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